Home Mujinを知ろう

Mujinを知ろう

【動画】ユニクロ、トヨタが頼るテックベンチャー「Mujin」とは何者か(NewsPicks)

NewsPicksに特集いただきました。CEO滝野のインタビューも含まれています。 https://www.youtube.com/watch?v=HHQlcX6Fb1Q フルバージョンは、こちらから視聴可能です。(会員限定)

Mujinが受賞してきた19の賞

ありがたいことに、Mujinはこれまで内閣総理大臣賞・経済産業大臣賞・文部科学大臣賞を含む、国内外様々な賞を受賞してきました。「コアプロダクト」「経営者・企業」「ソリューション」の3領域に分けて、これまでいただいた19の賞をご紹介します。 コアプロダクト「Mujinコントローラ」について 19の受賞の中でも一番多いのが、Mujinのコアプロダクトである「Mujinコントローラ」についての賞です。その実現にあたっての技術的難易度、革新性、社会貢献度の高さなどを評価いただき、6つの賞を受賞しています。(Mujinコントローラについては、コアプロダクト「Mujinコントローラ」とは?) 社会貢献性・技術力・開発までのプロセスにおいて、ありがたい評価をいただいています。 1. 第7回 ロボット大賞 経済産業大臣賞(2016年) Mujinにとって初めての受賞は、2016年の第7回ロボット大賞 経済産業大臣賞でした。当時の滝野の受賞スピーチはこちら。 評価のポイント ”自動車産業に加え、物流でのピッキング工程の自動化を推進するなど、労働力不足等の社会的課題解決への貢献と生産性向上に寄与している点を評価。タッチパネルを用いて直感的な操作で対応可能なシステムにするなど、ユーザー視点で利用環境を提供している。また、ロボットメーカーを選ばない汎用性を備え、ロボットの適用範囲の拡大に資する優れた製品であると評価できる。”とコメントいただきました。 ロボット大賞とは 我が国のロボット技術の発展やロボット活用の拡大等を促すため、特に優れたロボットや部品・ソフトウェア、それらの先進的な活用や研究開発、人材育成の取組みなどを表彰する制度です。(ロボット大賞ウェブサイトより) 2. 第10回 ロボット活用社会貢献賞(2018年) 2018年には、日本ロボット学会主催のロボット活用社会貢献賞を受賞しました。 評価のポイント 独自のMUJINコントローラによる教示レス・ロボットシステム普及による人手不足等の社会問題解決への貢献が評価されました。 ロボット活用社会貢献賞とは 「ロボット活用社会」の実現に向けて、ロボットを様々な形で社会に普及・浸透させ、社会の変革に大きく貢献した、あるいは貢献しうる活動や知見を顕彰し、もって上記将来像への接近を促進することを目的に、日本ロボット学会により制定された学会賞です。 3. 2018年度 日本機械学会賞(技術) 続いて、同年「完全ティーチレス/知能ロボットコントローラ(Mujinコントローラ)の開発・商品化」について、その技術が認められ、日本機械学会賞(技術)を受賞しました。 評価のポイント これまで誰も成しえなかった技術的に難易度の高い功績であること、またロボットの普及に貢献する社会的インパクトが大きいことで、評価されました。 日本機械学会賞(技術)とは 一般社団法人日本機械学会主催。機械工業に関し数年以内に完成した新技術で,画期的な新製品の開発,製品の品質または性能の向上あるいは生産の向上に寄与し経済および社会的貢献の大きいもの。①独創性,新規性 ②品質または性能の相対的優秀性 ③生産性の向上を通して経済および社会への貢献 ④機械工学・工業との関連性 ⑤波及効果または実績について評価する。 4. 第2回 日本オープンイノベーション大賞 内閣総理大臣賞(大賞)(2020年) 2020年には、Mujinコントローラの開発にあたって、大手ロボットメーカー様と協力し、オープンイノベーションを実現したとして、内閣府主催の日本オープンイノベーション大賞の大賞にあたる内閣総理大臣賞を受賞しました。 評価のポイント スタートアップ企業ながら「新しい市場の創出を」という点で大手ロボットメーカー8社を巻き込み、各社のロボットを共通制御できる製品を世に送り出したインパクトの大きさ、およびビジネスや知財モデルの好事例としても評価されました。 日本オープンイノベーション大賞とは ロールモデルとなる先導的又は独創的な取組の表彰と発信により、オープンイノベーションをさらに普及させ、我が国のイノベーション創出を加速することを目指す。 現在行われている取組の中で、特に連携の取組やその仕組みづくり等に着目した選考を実施する。 5. 第27回日本MH(マテリアル・ハンドリング)大賞 特別賞(2020年) また同年、日本マテリアル・ハンドリング協会主催の日本MH大賞において、特別賞を受賞しました。 評価のポイント 対象物の形状、位置、状態を認識し、ティーチレスで、スムースな経路で移動し把持するシステムを開発・実用化した点、また継続的に進化・普及している点が評価されました。 日本MH大賞とは わが国のMH(マテリアル・ハンドリング)に関わる技術・理論などの更なる向上を目的とし、個人・グループ・企業の優れた研究・開発や改善・合理化を顕彰し、その業績を称え関連企業の振興を図るとともに、広く普及ならびに啓発するものである。 6. 第9回 技術経営・イノベーション大賞 文部科学大臣賞(2021年) 2021年には、Mujinコントローラの開発において、技術経営・イノベーション大賞の文部科学大臣賞を受賞しました。 評価のポイント Mujinコントローラの開発によって、物流・製造現場における生産性向上とロボット市場の拡大を実現したこと。また不可能と言われ続け、数多くの困難が立ちはだかる中で実現した構想力とマネジメント力が評価されました。 技術経営・イノベーション大賞とは 経済の発展、社会の変革、競争力の向上、福祉の向上、SDGs 等を飛躍的に実現するイノベーションで、事業化され投資や雇用を生み出した/生み出しつつある優れたとりくみを表彰する。 経営者・企業について ベンチャーとしての功績や、創業者として成果を認めていただき、これらについても多数の賞を受賞することができました。 7. 第2回...

Mujinは10周年を迎えました!

2021年7月6日、Mujinは創立10周年を迎えました。逆境の中、日本の小さなガレージからスタートし、トレンドに左右されず本質を追及することで、Mujinだからこそ提供できる知能ロボットソリューションを築いていき、多くの企業様と社員に支えられながら、この節目の年を迎えることができました。 逆境の中で生まれたMujin Mujinが創業したのは、2011年。リーマンショックに続き、東日本大震災が発生した年でした。経済は低迷し、失業率は高く、自動化にとっては逆風と言える状況でした。しかし長期的に考えると、少子高齢化が進む中、将来労働人口不足となるのは明らか。一番ロボットが使われている製造業であっても、ロボットによる自動化が十分に進んでいるとは言えない状況。手遅れになる前に自動化の推進を図らなければならないと、Mujinは生まれました。 文京区小石川の41平米のガレージにカーペットをひき、オフィスを構えスタートしました。 サービスロボットがトレンド 創業当初の2013年にはデアゴスティーニ・ジャパン社から会話ロボットRobiを組み立てていく週刊「Robi」の発売開始。2014年には、感情認識パーソナルロボットのPepperが発売。そこから今日に至るまで、やはり「ロボットと言えば、サービスロボット」が世間の風潮です。 しかし、Mujinはそのトレンドとは逆行し、地味と言われ続けても、一貫して産業用ロボット分野に注力し続けました。その根底には、「自分たちの技術で社会問題を解決したい」という創業者の強い想いがありました。 時代はディープラーニング さらに創業当初、世間では「第3次AIブーム」が巻き起こり始めていました。きっかけは、2012年に行われた「ImageNet Large Scale Visual Recognition Challenge(ILSVRC) 2012」という画像認識コンテストで、トロント大学のGeoffrey Hinton教授のチームが初めてディープラーニングを適用して圧勝したこと。また同年にGoogleがディープラーニングを使って、猫の画像認識に成功したこと。この2つの出来事によって、ディープラーニング(深層学習)に一気に注目が集まり、一般的に、ディープラーニング=AIと認識され第3次AIブームが起こりました。 一方、Mujinが当初から開発の基軸にしていたのは、「モーションプランニング(動作計画)」という技術でした。製造や物流現場などの確実性が求められる環境においては、ロジックがブラックボックス化するディープラーニングではなく、計算に基づいて解を求めるモーションプランニングを使わなければならないと、考えたのです。同技術のロボットへの応用は長年不可能と言われていた状況の中、そしてディープラーニングがトレンドとなっている中、Mujinは信じて突き進み、モーションプランニングを基にした知能ロボットを実現させていきました。 創業10年を迎えて 逆境の中、2人の創業者によって設立されたMujinは、時代に流されることなく、信じた道を突き進み、10年間やってくることができました。今では社員数150名を超える会社となり、18の賞を受賞し、600を超えるMujinの知能ロボットが世界の現場で動いています。 Mujinの目指す「過酷な労働から人々を解放し、人類が創造性、技術革新、そして世界をより良くする活動に注力できる世界を実現する」というビジョン実現に向けては、まだまだ道半ばです。人にやさしく働きやすい工場・倉庫の実現。生産性向上・クリエイティブ業務に注力できる環境により、強い企業の実現。人が効率的に働き、趣味や大切な人との時間をより多く過ごせるような世界の実現。引き続きこれらを掲げ、ロボットの可能性を広げ、自動化の推進を加速させていきます。 2011年2012年2013年2014年2015年2016年2017年2018年2019年2020年

Mujinの知能ロボによる自動化を通じたSDGsへの取り組み

Mujinは、ロボット知能化技術により自動化を推進することで、SDGsを支援しています。 SDGsとは SDGs (Sustainable Development Goals)は、「持続可能な開発目標」と訳され、2015年の国連サミットで採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴールと169のターゲットから構成されており、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。 Mujinの取り組み Mujinでは、ロボットを知能化する技術を用いて、これまで技術的に不可能なため人がやらざるを得なかった複雑な工程の自動化を推進しています。 ビジョン(目指す世界)として、 “Liberate humans from manual labor to make them focus on creativity, innovation, and making the world a better place── 過酷な労働から人々を解放し、人類が創造性、技術革新、そして世界をより良くする活動に注力できる世界を実現する。” を掲げており、その実現の過程で、SDGsの中の「8. 働きがいも経済成長も」「9. 産業と技術革新の基盤をつくろう」「17....

物流のあらゆる「見て・考えて・取って・置く」を自動化するMujinRobot

Mujinは、物流向け知能ロボットソリューションパッケージ「MujinRobot」の発売を開始しました。物流のあらゆる「見て・考えて・取って・置く」工程を自動化します。MujinRobotページはこちら。 MujinRobotとは 従来産業用ロボットは、教えられた動きを繰り返すものが一般的でしたが、Mujin は独自の高度なロボット知能化技術により、自律的に考えて臨機応変に動く知能ロボットを実現してきました。これにより、あらゆるワークを扱った、あらゆる「見て・考えて・取って・置く」工程の自動化が可能となりました。 Mujin の知能ロボットの脳みそにあたる「Mujin コントローラ」、目にあたる「Mujin3D ビジョン」、手にあたる「Mujin ハンド」を次世代機に移行し、性能向上・機能拡張したことにより、今回物流自動化ソリューションが進化いたしました。この新しい物流向け知能ロボットソリューションパッケージを「MujinRobot」として展開してまいります。 MujinRobotの仕組み Mujin コントローラが、ロボットの全身を一括でコントロールし知能化するからこそ、各コンポーネントから得る情報を統合して判断ができるため、複雑な工程に対して臨機応変に動くことができます。 従来製品からの進化点 MujinRobot を構成する各コンポーネントの進化により、MujinRobot は従来製品(2020 年モデル)と比較し、以下の点を代表として、性能向上いたしました。 1. ロボット処理速度の高速化 Mujin コントローラ・Mujin3D ビジョン共に性能が向上したことにより、処理速度の底上げを実現しています。 2. 取り扱い可能なワークの増加 Mujin3D ビジョンの認識精度の向上や、Mujin ハンドの種類の増加により、これまで対応が難しかったワークも対応可能となりました。例)・隙間なく並べられ認識しにくいケース・重量物かつ上面にミシン目が入っている壊れやすいケース 3. 環境光への耐性強化 昼と夜で変化する環境光がワークにあたると、正しく認識ができず、認識の失敗に繋がる場合があります。Mujin3Dビジョンの光力を強化し、外乱光の影響を小さくすることで、より安定したロボット稼働を実現しました。 4. 省スペース化・設備費用の低減 Mujin コントローラのロジック向上によって、より省スペースでの稼働が可能となりました。また、Mujin3Dビジョンが軽量化することで、これまで必要であった屈強なフレームが不要となり、導入時の設備費用の低減を実現しました。 Mujinは、新しい「MujinRobot」の展開により「人に優しい物流」の実現を推進してまいります。

バリュー浸透のためのMujinの工夫

Mujinでは、文化を形づくるバリュー(行動指針)をとても大切にしています。社内で共通した行動指針があると、仕事を進める上で迷ったときにも、共通の判断軸が生まれます。また、同じ考えを共有することで、ミッションに向かって社内一丸となって協力しやすい環境が生まれます。 《Mujinのコアバリュー》 (詳しくは、ビジョン と 7つの新バリュー: Mujinメンバーが大切にしている価値観) しかし企業にとって、社内にバリューを浸透させるということは、なかなか簡単なことではありません。バリュー浸透のために、Mujinが取り組んでいる工夫の一部をご紹介します。 工夫1. バリューのイメージづくり バリューは、主にCEOとCTOが議論に議論を重ね、作っていきました。バリューの概要が決まったところで、HR×PR×デザイナー部門でバリュータスクフォースを立ち上げ、バリューの文言固めや、イメージへの落とし込みを行っていきました。 これは、なかなか簡単なものではありませんでした。バリュー一つ一つに対して、本当に伝えたいポイントはどこなのか、どうしたらキャッチ-で分かりやすいイメージに落とし込めるか。そういった議論や試行錯誤を数か月行いました。こうしてできたのが、上にあるコアバリューの文言・イメージです。 工夫2. バリューを身近に感じてもらう仕組み Mujinオフィスには、バリューのポスターやイラストがあらゆるところに張ってあります。常に思い出せるように、また今日はバリューを意識して行動できたか、自分に問いかけるきっかけになるように。ふとした瞬間に読み返せるような仕組みをつくっています。 バリューイラストを使ったステッカーも用意。好きなバリューをPCに張って楽しむこともできます。CEO IsseiさんのPCにも全バリューが並んでいます。このステッカーはMujinへ来社くださった方からも、ご好評いただいています! 3. バリューを日常的に使ってもらう仕組み CEOやCTOがバリューの大切さを話す機会はもちろん大切ですが、各自が実際に使わないとなかなかバリューを体現するのは難しいものです。Mujinでは、チャットツールで利用できるオリジナルスタンプも用意しました! 気軽にMujinカルチャーを感じながらコミュニケーションが取れる工夫を考え、実行しています。 会社がどんどん大きく成長する中で、強いチームづくりを目指しながら、今後も様々な工夫をしていきます!

MujinRobotパレタイザーの特徴を解説

今回は、物流向け「MujinRobotパレタイザー」をご紹介します。 「パレタイズ」とは? パレタイズとは、荷物を積んでいくこと。主に倉庫内の出荷工程で行われる作業です。 <流れの一例>①各納品先に、何をいくつ出荷するかが書かれているピッキングリストを受け取る②出荷する製品を探しにいく③パレットやかご車などの什器に積み付ける④什器ごと、トラックに持って行き出荷 何からどう並べるべきなのか、これは経験によって身につくもので、未経験者がその場ですぐできるものではありません。数十キロの重い荷物を扱い過酷かつ経験がないと難しい作業なので、倉庫内でも、特に人員を確保するのが大変な工程です。 パレタイズ自動化の難しさ 高度なパレタイズ作業の自動化のニーズは高いものの、実用化レベルでの実現は、各社苦労をしていました。自動化するにあたっては、あらゆることを考慮しなければならず、技術的難易度が非常に高かったからです。 ① 出荷元や出荷先にとって最適な積み付け 積み付け工程では、通常熟練した担当者が、下記のようなことを考慮しながら、最適な積み付け方を都度判断して作業をしています。 ・崩れないようバランスをとる・重いものを下に置く(他の荷物を潰してしまうのを防ぐ)・積載効率を高める(郵送費を抑える。例えばかご車が1台→2台になると、それだけ輸送費がかさんでしまう。)・同じカテゴリーの商品を近くにまとめて積む(出荷先で陳列する際の効率を考慮する) ② ロボットの可動域 さらに、ロボットで対応するとなると、ロボット特有の動作制限も考慮しなければなりません。ロボットが動く軌道上すべてにおいて、下記が担保されている必要があります。 ・ロボット本体の、かご車などの什器への干渉回避・ロボット本体の、段ボールなどの対象品への干渉回避・特異点(ロボットにとって構造的に制御できず、停止してしまう姿勢)の回避 そのため、積載効率のよい積み方だけでなく、「ロボットで積むことができる積み方」を念頭に置かなければいけません。 ③ 速度と品質の担保 ①②を考慮しても、処理能力が低かったり、ことあるごとに止まってしまっては、現場での実用化には至りません。速度と安定性を担保できるような積み方・運搬時のロボット軌道を実現する必要があります。 MujinRobotパレタイザーの仕組み 以前の記事でもご紹介したとおり、MujinRobotは下記の4つのコンポーネントからできています。対応する工程に合わせて、それぞれ最適なものを組み合わせます。 Mujinコントローラ = 頭脳 ロボットアーム = 身体 主要ロボットメーカー各社のロボットと連携 Mujin3Dビジョン = 目 Mujin独自開発 Mujinハンド = 手 Mujin独自開発 独自の「ロボット知能化技術」により、Mujinコントローラがそれぞれのコンポーネントをまとめて知能化して動かすことで、これまでできなかった複雑な積み付け工程の自動化も実現することができました。積み下ろしよりもさらに高度なことが要求される積み付け。MujinRobotでどのように実現できているかをご紹介します。 MujinRobotパレタイザーでできること 積み付け作業を自動化するMujinRobotパレタイザーは、このような流れで機能します。 ① 最適積み付けの自動計算 出荷内容に基づいて、積み荷のバランス・積み付け効率・得意先での補充効率・ロボット動作制限・ロボットの能力を最大限引き出す軌道を考慮して、最適な積み付けを自動で計算します。 ② 積み付け順に基づいて、品出しを指示 自動計算によって積み付ける順番が決定した後は、その順番に基づいて品出し指示を行います。ケースシャトルシステムやAGVなどと連携をし、ロボットまで順にケースが運ばれてきます。 ③ 什器への積み付け ロボットのところへ順に品出しが行われるので、ロボットは運ばれてきたケースを事前計算したシミュレーションに従って、什器へ積んでいきます。 その際、実用化レベルでの運用の担保・不足の事態を避けるために、以下のような機能を備えています。 1. あらゆるワーク対応 通常の段ボールケース品だけでなく、ミシン目が大きく入っていて壊れやすい箱や、コンテナ・オリコンなども、専用のMujinハンドを使用して取り扱うことができます。 2. 3種類の什器対応 1台のロボットで、カートラック・パレット・かご車の3種類の什器への積み付けが可能となっています。 3. 順立てなしの積み付け ②の品出し工程において、ケースシャトルやAGVなどの併用が難しく、品出し順序の調整ができない場合には、①の積み付け計算を行わず、品出しされた順番に荷崩れに配慮しながら積んでいくことも可能となっています。 4. 想定外のケース対応 積み付け自動計算を行ったにもかかわらず、その後人の手でケースを追加したり、何かしらの理由で順番どおりにケースが運ばれてこない、なんてことも実際の現場では起こり得ます。その際にエラーを出して停止する、という設定も可能ですが、順立てなしの積み付けへその場で自動で切り替え、止めることなく積み続けるという設定も選択が可能となっています。 5. 荷崩れ監視 積み付け状態を常に3Dビジョンを使って監視することで、万が一荷崩れが起こった場合には検知をし、その後の衝突を回避します。 6. 什器のゆがみ検知 什器のゆがみを認識して、ロボットの動作を補正することで、思わぬ衝突を回避します。 7. 押し込み配置動作 より安定した荷姿・高積載効率を実現するために、繊細な動作制御によりワークを横から押し込みながら配置します。 8. 出荷ラベルの外向け優先配置 後工程の検品等の作業効率を高めるために、ラベルを優先的に外向け配置する設定も可能となっています。 MujinRobotパレタイザーの実績 MujinRobotパレタイザーは、多くの現場で実際に活躍しています。 ① 株式会社PALTAC様 株式会社PALTAC様のRDC埼玉倉庫では、MujinRobotパレタイザー8台が稼働しています。PALTAC様は、作業者にとって高負荷な作業を廃した「人にやさしい物流」を実現するために、かねてから先進的な取り組みをされている企業です。 今回、1台で3種の什器(パレット・かご車・カートラック)への積み付け可能なMujinRobotパレタイザーとケースシャトルを組み合わせることで、出荷エリアでのケース積み付け作業を自動化し、生産性は2倍へ向上しました。 詳しいご担当者様のインタビューはこちらをご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=qdtR0UThHHU ②...

Mujin Story #6:広がるソリューション領域とパートナーシップ(2018-2019)

2011年に創業し、10年目を迎えたMujin。その創業期や成長の過程秘話をMujin Storyとして数回に分けてお届けしていきます! Episode 6「広がるソリューション領域とパートナーシップ」。 2009年の国際ロボット展で運命的な出会いを果たした創業者。Mujinを2011年に創業し、製造業向けロボットの知能化を実現し、2015年には物流倉庫での自動化にも着手し、ひとつひとつ実績を重ねていきました。前回の記事はこちら。Mujin Story #5:世界初の完全自動倉庫の実現と複数の受賞(2017-2018) 今回は、現場への導入プロジェクトが加速していった2018年から2019年をご紹介します。 物流向けデパレタイズロボット稼働 物流向けソリューションとして、ピースピッキングの自動化を実現させた後、次に取り掛かったのがデパレタイズというダンボールの積み下ろし作業です。 物流で扱うケースは、形状が多種多様であるため、すべてを自動的に認識して正確にピッキングすることは難しいとされていました。また、重量物も扱う中で実用に耐えうるスピードを達成するのも、当時は高難易度の課題でした。しかし、Mujinの蓄積してきたロボット知能化技術により、見て、適切な軌道・スピードを自分で判断して動く、知能デパレタイズロボットをなんとか実現させました。 2018年夏、日用品・化粧品・一般用医薬品などの卸販売大手である株式会社PALTAC様の新設物流センター・RDC新潟において、出荷段階でパレットからコンベヤに積み下ろす工程において、初となるデパレタイズロボットを4台稼働させました。 https://www.youtube.com/watch?v=dC-XfF3j30g このプロジェクトを初めとし、以降様々な現場でデパレタイズロボットを導入していきました。(デパレタイズロボットの詳細は、Mujinデパレタイズロボットの特徴を解説) 株式会社坂場商店様コーナン商事株式会社様 MBO実施 & 総額75億円の資金調達 2019年2月、Mujinは2つの大きな財務施策を実施いたしました。 1つ目は、UTEC様からのMBO実施です。産業用ロボットという重厚長大な産業におけるロボット技術革新には、長期的な視野に基づいての意思決定が不可欠です。そのため、経営陣の強固な経営基盤の確保については、長年検討が行われていました。UTEC様のご協力により、保有されている株式を創業者が取得するMBOに応じていただくこととなりました。 2つ目は、ロボット事業の急拡大に伴う、総額75億円の成長資金の調達です。様々な資金調達方法を検討した結果、Mujinは国内スタートアップでは珍しい、特殊当座借越による調達を選択しました。 この財務施策によって、1.経営陣による確固たる経営権の確保、2.潤沢な成長資金の確保、3.社員へのストックオプションの拡充を実現させました。財務施策の詳細は、創業者2名によるUTECからのMBO実施及び総額75億円の資金調達を。 アクセンチュア様と協業 2019年6月、アクセンチュア様と協業を開始しました。物流領域においてデジタル変革を推進するため、Mujinの知能ロボット自動化ソリューションとアクセンチュア様の知見やソリューションを併せてエンドユーザー様にご提供できるような体制を築きました。 4度目の本社移転で8.5倍のオフィスに そして前回の移転から2年後、会社規模の拡大や扱うロボット数の増大によりオフィスが手狭となり、8.5倍を超えるオフィスへ本社移転を行うことになりました。場所は江東区辰巳。 ロボットが並ぶロボットイノベーションセンターや、お客様がロボットソリューションを常時ご覧いただけるデモエリア、ジムなどが併設されました。(詳細は、最先端ロボットセンター併設!イノベーションが生まれるMujinオフィスをご紹介) 物流向けパレタイズロボット稼働 デパレタイズ(積み下ろし)の次は、パレタイズ(積み付け)作業の自動化。積載効率やロボット自身の制約を考慮して、最適な積み付け方を事前計算し、それに基づいて積んでいくという複雑な工程です。初心者の方がすぐにできるものではなく、担当者の勘と経験が必要な作業のため、人手確保も難しい工程でした。 2019年11月、株式会社PALTAC様の新物流センターRDC・埼玉にて、8台のパレタイズロボットを稼働させました。 https://www.youtube.com/watch?v=qdtR0UThHHU 「出荷先ごとに違う什器(パレット・かご車・カートラック)へ積み付けを行う」「かご車やカートラック自体にもぶつからないように、ロボットの軌道を考慮しながらも、能力を落とさないよう素早く作業を行う」「高い積載効率を維持しつつ、出荷後に倒壊しない安定した荷姿をつくる」といったような難題もクリアし、実運用の現場でしっかり効果を発揮するパレタイズロボットを実現しました。 ファーストリテイリング様と世界中の倉庫の自動化を 2019年11月には、ユニクロを展開する株式会社ファーストリテイリング様とサプライチェーン領域における戦略的グローバルパートナーシップ締結を発表しました。 アパレル製品のピッキングは、形状が柔らかく商品種類も豊富なことから、自動化が困難とされていましたが、Mujinロボットを世界中の倉庫に導入し、自動化を加速していくこととなりました。 https://www.youtube.com/watch?v=8-YyKyecy-s 7つの受賞 2018年前半に引き続き、2018年後半~2019年の1年半の間にも、幸いなことに様々な分野において合計7つの賞を受賞させていただきました。 第35回 ロジスティクス大賞 選考委員会特別賞(2018年9月) ロジスティクス高度化への取組みと、その優れた実績を顕彰するもので、「Mujinロボットを用いたピースピッキングソリューション」が受賞いたしました。 第10回 日本ロボット学会 ロボット活用社会貢献賞(2018年10月) ロボットを様々な形で社会に普及・浸透させ、社会の変革に大きく貢献した、あるいは貢献しうる活動や知見を顕彰するもので、「Mujinコントローラによる教示レス・ロボットシステム普及による人手不足等の社会問題解決への貢献」が評価されました。 デロイトトウシュトーマツリミテッド テクノロジー 日本Fast 50 5位/Asia Pacific Fast 500 17位(2018年10月) テクノロジー企業成長率を発表するもので、日本およびAPACのランキングの中で、成長率が高い企業として表彰いただきました。 第61回 十大新製品賞 日本力(にっぽんぶらんど)賞 また同じく2018年、ピースピッキングロボットが、モノづくりの発展や日本の国際競争力の強化に役立つ製品を表彰する十大新製品賞を受賞しました。 2018年度 日本機械学会賞(技術) さらに、Mujinコントローラの開発・商品化において、日本機械学会賞を受賞しました。本賞は、新技術の中で、画期的な新製品の開発、製品の品質または性能の向上あるいは生産の向上に寄与し経済および社会的貢献の大きいものに与えられるものです。 AI/SUM World...

MUJINからMujinへ。社名変更のお知らせ

2021年2月22日をもって、社名を株式会社MUJINから株式会社Mujinへ変更することとなりました。 社名変更の背景 Mujinは、2011年の創業から「Industrial Robots for Everyone」をスローガンに掲げ、産業用ロボットの知能化による自動化ソリューションを提供して参りました。 この度、強いグローバルブランドの確立を目的とし、日本語の社名を英語名(Mujin, Inc.)と統一するため、変更することとなりました。 社名「Mujin」の由来 Mujin(むじん)は、ロボットによる現場の「無人化」と、無限のポテンシャルを意味する「無尽蔵」の、2つの意味を表しています。 創業当初からの「これまで技術的に不可能と考えられていた、複雑な作業の自動化(無人化)を必ず実現する」という強い想いが込められています。(詳しくは、Mujinロゴに込められた想いとは?~ CTO Rosen インタビュー~) ビジョン(Mujinの目指す世界) “Liberate humans from manual labor to make them focus on creativity, innovation, and making the world a...

面接前におすすめ!Mujinを知るためのリンク集 ~採用選考にご参加される方へ~

Mujinにご興味をお持ちいただき、ありがとうございます! 選考では、Mujinとしてスキルや想いを確認させていただくだけでなく、Mujinを知っていただき、お互いにとってマッチするかを一緒に確認する場とさせていただきたいと思っています。 事前に会社のことを知っていただくために、ぜひ読んでいただきたい記事をまとめました。より私たちを知っていただき、ご自身の想いやキャリアにマッチするか、ご判断いただく中でご参考になれば嬉しいです。 Mujinの事業概要を知る ◆ 1分で分かるMujin:ロボットの知能化?!Mujinって実際何をやっている会社なの? ◆ 動画で見る:AbemaTV - 労働人口不足の救世主 世界が注目する日本の最新AI技術 ◆ 英語の動画で見る:内閣府作成ビデオ - Making Industrial Robots Intelligent To Improve Productivity ◆ ロボット導入の様子:これまで色々な現場でロボットによる自動化ソリューションを提供してきました。その一部をご紹介しています。 Mujinの技術を知る ◆ CTO Rosenインタビュー:Mujinの技術について、Forbes JAPANに取材いただいたものです。 Mujinのカルチャーを知る ◆ ビジョンとバリュー(行動指針):Mujinメンバーが大切にしている価値観です。これらに共感してくださるメンバーを求めています。 ◆ オフィスでの雰囲気:社内イベントや取り組みをまとめています。 Mujinメンバーの想いを知る ◆ Mujinメンバーに話を聞こう:様々なメンバーのインタビューを掲載しています。面接で出会うマネージャーや採用メンバーのインタビューもあるかもしれません。 Mujinの歴史を知る ◆ Mujin Story:創業者の出会いからこれまでの歩みをまとめています。 本ブログMUJINspireでは、他にも様々な記事を掲載しています。ぜひ色々ご覧いただけると嬉しいです。選考の中で、皆さんとお会いできるのを楽しみにしております!

Mujin Story #5:世界初の完全自動倉庫の実現と複数の受賞(2017-2018)

2011年に創業し、10年目を迎えたMujin。その創業期や成長の過程秘話をMujin Storyとして数回に分けてお届けしていきます! Episode 5「世界初の完全自動倉庫を実現」。 2009年の国際ロボット展で運命的な出会いを果たした創業者。Mujinを2011年に創業し、製造業向けロボットの知能化を実現し、2015年には物流倉庫での自動化にも着手し始めました。前回の記事はこちら。Mujin Story #4:製造から物流に踏み出したきっかけ 物流での知能ロボットソリューションを提供し始めたMujinは、その後どのように歩み、プロジェクトを行ってきたのか、今回ご紹介します。 3度目の本社移転でスカイツリーのふもとへ 2017年5月には社員も40名ほどになり、開発にもより広いスペースが必要となり、墨田区押上へ3度目の本社移転をすることになりました。大型のロボットも出入りするようになるので、大きな業務用エレベーターのある、倉庫の中のオフィスです。前の本郷オフィスから4倍以上の広さ!エンジニアたちが十分なスペースでロボットと向き合えるようになりました。 本郷オフィスでの最後のランチ新しい押上オフィスへ引っ越し家具の組み立てもメンバーみんなで行いました ランチを食べるカフェテリアも広々としたスペースに。キッチンも併設されました!当初は週3回フリーランチが提供され、お寿司やピザ、ケータリングをみんなで囲んでいました。ランチがない日には、キッチンで料理も可能。料理の得意なメンバーが皆に振舞うこともありました。そして2018年からは、Mujinシェフが毎日作りたてのフリーランチビュッフェを提供してくださるようになっています。(フレンチシェフの作るMujinのフリーランチ) オレンジのソファが目立つラウンジスペースも新しくでき、食後にテレビゲームをしたり、コーヒーをゆっくり飲める場が生まれました。 海外進出。世界初の「完全自動倉庫」実現 2016年末に、アスクル様の倉庫にて世界初のティーチレス物流ピースピッキングロボットを稼働させ、日本のみならず海外からもお問い合わせをいただくように。 2017年上旬にお問い合わせをいただいたのは、中国企業「JD.com」。アリババに次ぐ中国EC市場シェア第2位の企業です。なんと世界で初となる「完全自動倉庫を実現する!」というプロジェクト。ピースピッキングの工程が技術的に難易度が高く、どう実現するか検討されていました。 すぐに北京本社から幹部数名がMujinオフィスへ視察。実際にロボットが動く様子などを観ていただくと話が具体化していき、プロジェクト発足。18台のロボットを納入する大型プロジェクトとなりました。総床面積は約40,000㎡、最大保管容量は60,000箱の商品と言われているこの広い倉庫。その後順調に開発が進み、2018年2月、無事中国上海で、全行程が自動化された世界初完全自動倉庫が完成しました。 https://www.youtube.com/watch?v=YN_FUMXUT0o&t=4s ベンチャーとしての功績が評価され、立て続けに4つの受賞! 実際の現場へのロボット導入も徐々に目立つようになってきて、ありがたいことに2017~2018年には、ベンチャー・経営関連の賞を4ついただくことができました。 第2回 JEITAベンチャー賞 創業後 15 年以内で、電子情報技術産業発展への貢献が期待されるベンチャー企業を表彰するもの。 第19回 企業家賞 チャレンジャー賞 <ロボット大国ニッポン創造賞> 年間を通し、その年顕著な活躍をしたベンチャー経営者に贈られるもの。 Japan Venture Award 2018 中小企業庁長官賞 革新的かつ潜在成長力の高い事業や、社会的課題の解決に資する事業を行う、志の高いベンチャー企業の経営者を称えるもの。 2018 Japan-US Innovation Awards Emerging Leader (日米イノベーションアワード 新興リーダー賞) 「アメリカの起業家マインドと日本のクリエイティビティを組み合わせる」ことで最高のアイデアを生み出すことができると証明できた企業が評価される。 この後、さらにビジネスは加速し、実現場でのプロジェクトが増えていくことになりました。 続きを読む ⇒...

コアプロダクト「Mujinコントローラ」とは?

MUJINのコアプロダクトである「MUJINコントローラ」。一体どういうものなのか。結局何がすごいのか。今回ご紹介させていただきます。 この黒い箱が、世界初の汎用的知能ロボットコントローラ「MUJINコントローラ」です。産業用ロボットに接続することで、ロボットを”知能化”するものです。でも、知能化がなぜ必要なのでしょうか。 産業用ロボットの普及を阻んでいる原因 少子高齢化が進み、労働力不足は加速する中で、自動化やロボットに対するニーズは年々上がっています。一方で、産業用ロボットはそれに比例して爆発的に普及している訳ではありません。それには、こんな理由があります。 1.導入時の設定が複雑で、時間とお金がかかる 一般的に産業用ロボットは、工場や倉庫に持っていくと即座に動き出すというものではなく、導入時にティーチングと呼ばれる設定作業が必要でした。ロボットの動きを1つ1つプログラミングして設定するもので、下の動画のようになかなか根気のいる、そして高度な技術が必要な作業です。限られたプロしか対応できず、時間とお金がかかる作業なのです。そのため、ロボットの導入はハードルが高く、普及を妨げる理由となっていました。 参考)ロボットティーチングの様子 https://www.youtube.com/watch?v=A9M1zX3GzX0 2.導入設定のプロの力量によって、稼働後の能力が左右される 特に、複雑な工程のティーチングはプロの技が輝くところです。 どうセンサー等と連携させて、どうロボットを動かすかによって、稼働後の精度や動くスピード等が大きく変わってきます。 そのため、ロボットは導入設定してみないと、能力がどのくらい出るか分からない、といったことも起こり得るのです。そうすると、ロボットの導入効果を予め想定することができず、導入に踏み込むことも難しくなってしまいます。 3.そもそも繰り返しの作業は得意だが、臨機応変な対応は難しい それでもロボットは導入時にティーチングされた動きを忠実に繰り返すことができ、反復作業(例えば塗装工程など)の領域を中心に大活躍をしています! 一方で、状況が都度変化し、動きも変わってくるような場面では、そもそもロボットの導入が難しいとされていました。例えば、物流倉庫での「バラバラに積まれたモノを取って置く」という工程。商品は超多品種で、日々入れ替わり、また一つ一つの商品の位置や姿勢はばらばらのため、事前にあらゆる場面を想定してロボットに動きをティーチングしておくというのは現実的に不可能です。 このように、臨機応変な対応が必要な工程では、そもそもロボットを使うことができなかったのです。 ロボットの知能化を実現し、ティーチングなしで動くように そのような問題を解決するために、MUJINが開発をしたのがこのMUJINコントローラです。既存のロボットに接続すると、ロボットが知能化され、その場で最適な動きを自動生成できるようになります。ティーチングが不要となるので、下記のことが実現されます! 導入期間が短縮、導入コストダウン稼働後の能力を予め予測、品質安定これまで不可能であった複雑な自動化 現場での実績 MUJINコントローラは様々な現場で取り入れられ、自動化を実現してきました。製造と物流の様々な現場で、ロボットが稼働しています。 https://www.youtube.com/watch?v=8-YyKyecy-s 色々な実例は、こちらからご覧ください。 功績が認められ、多数の受賞 MUJINコントローラは、技術革新やその社会貢献性などが認められ、これまで多くの賞をいただいています。 2016年 第7回 ロボット大賞 経済産業大臣賞2018年 第10回 日本ロボット学会 ロボット活用社会貢献賞2018年 日本機械学会賞(技術)2020年 第2回 日本オープンイノベーション大賞 内閣総理大臣賞(大賞)2020年 第27回 日本MH大賞 特別賞2021年 第9回 技術経営・イノベーション大賞 文部科学大臣賞 今後もこのMUJINコントローラを中心とした開発を進め、ロボットの可能性を拡大しソリューションを提供していきます。

【動画あり】2020年振り返り

今年も社会問題解決のため共に駆け抜けて下さった皆様、そして私たちを支え、応援して下さった皆様本当にありがとうございました!社会的にも大変な1年ではありましたが、以前に増して自動化・ロボティクスという分野に注目が集まる年ともなりました。 今年のMUJINにとっての出来事をいくつかご紹介させていただきます。 2020年ハイライト ◆ 本ブログ「MUJINspire」オープン! ◆ MUJINバリュー(行動指針)を策定 ◆ MUJINデモエリア初公開 & 内覧会・見学会開催感染症対策をしながら、多くのお客様にご来場いただき、ロボットソリューションを体感いただく場となりました。 ◆ 実稼働案件多数アズワン株式会社、コーナン商事株式会社 など。実際の現場で複数台ロボットを稼働させる大規模なプロジェクトが増え、これまで積み上げてきたものが一気に花開いた年となりました。 ◆ 2つの受賞第2回 日本オープンイノベーション大賞 内閣総理大臣賞(大賞)第27回 日本MH大賞 特別賞 ◆ CEO滝野が「ビジネスを変革するアジアの100人 (100 people transforming business in Asia) 」に選出(Business Insider) ◆ 名古屋営業所を設立 ◆ メディアにも多数取り上げていただきました内閣府)Moving Forward:...

MujinRobotデパレタイザーの特徴を解説

Mujinの主力商品の1つである、物流向け「MujinRobotデパレタイザー」をご紹介します。 「デパレタイズ」とは? デパレタイズとは、積まれた荷物を下ろすこと。物流倉庫の入庫工程では、ダンボールの積み下ろし作業が発生することが多くあります。500mlのペットボトル24本入りのダンボールであれば13kgほど。これを何百個・何千個も下ろしていくのは、負担のかかる作業です。 帝国データバンク 人手不足に対する企業の動向調査 (2019年4月) によると、運輸・倉庫企業の68.5%が人手不足と回答しています。少子高齢化が進む中で、こういった身体に負担のかかる作業の人員を確保するのは年々難しくなっています。 ロボットを使った自動化の難点 それならロボットとで自動化しよう!という話なのですが......。 従来ロボットというのは事前に設定された動きを繰り返すものでした。そのため製造業の加工工程など、同じものが決まった位置に流れてきて、同じ作業を行うといった反復工程には強いものの、臨機応変に対応が必要な工程では利用が難しいとされてきました。 物流倉庫では、何千種類ものダンボールを扱っており、その形や大きさもさまざま。日々新しい商品も出てきて、扱うダンボールは入れ替わっていきます。また、複数種類のダンボールを積む際にはその積まれ方もばらばらです。ばらばらに積まれたものをロボットでデパレタイズしようと事前に動きを設定するにも、分岐が無限に発生してしまい難しかったのです。 そこでMujinは、見て考えて動く知能ロボットを実現しました。事前設定を必要とせず、その場で最適な動きを計算して実行するので、複雑な工程でも柔軟に対応できるようになりました。 Mujinデパレタイズロボットの仕組み 以前の記事でもご紹介したとおり、MujinRobotは下記の4つのコンポーネントからできています。対応する工程に合わせて、それぞれ最適なものを組み合わせます。 Mujinコントローラ = 頭脳 ロボットアーム = 身体 主要ロボットメーカー各社のロボットと連携 Mujin3Dビジョン = 目 Mujin独自開発 Mujinハンド = 手 Mujin独自開発 独自の「ロボット知能化技術」により、Mujinコントローラがそれぞれのコンポーネントをまとめて知能化して動かすことで、高性能のデパレタイズソリューションを実現しています。 Mujinデパレタイズロボットでできること ロボット知能化技術があると、どんなことができるようになるのでしょう。 ①マスターレスで積み下ろし 事前にダンボールの情報をマスターデータとして登録せず(マスターレス)に、ロボットが最適な速度で積み下ろしを行うことができます。 そもそもマスターデータは本来どうして必要なのでしょうか。ロボットはダンボールの大きさや重さに応じて、速度を変えながら動きます。軽いものは速く運搬して効率を上げたい一方、重いものや縦型のものなどは、速く運搬しすぎるとダンボールの落下や破損に繋がる恐れがあるため、スピードを抑える必要があります。ロボットがその判断を行うために、事前にダンボールの柄・形・重さをデータとして登録しておけば簡単です。目にあたる3Dビジョンでダンボールを認識するだけで、どんな内容なのか把握ができるからです。 しかし、ダンボールのマスター登録作業は運用上負担がかかるもの。新商品が出る度に、人の手によって計測しデータ登録しなければなりません。さらに、人が行うと計測ミスやデータ入力ミスも発生し得ます。間違ったデータが登録されてしまうと、ロボットはそのデータに基づいて動くため、商品を落としてしまったり潰してしまう可能性もあるのです。 アームもハンドも知能化されているロボットは、新しい商品が来た際には、持ち上げ時に重さと高さを計測します。これにより、どの柄のダンボールはどういった重さ・高さなのかを自動でマスターとして蓄積していきます。そうすることで、次から同じものが来た場合には、最適な速さで運搬するよう自動で調節して動くようになります。 マスターレスで動かしているからこそ、急に「Red Bullをいただいた!」という場合も問題なく対応することができるのです。 ②世界No.1のスピード ロボットは事前に決められたものではなく、その場で計算して滑らかで効率的な動きをとるので、圧倒的なスピードを出すことができます。 現在、混載(複数種類が一緒に積まれている状態)の場合には最高850個/時、単載(一種のダンボールのみ)の場合には最高1,200個/時積み下ろすことができ、世界最速となっています(当社調べ)。もちろん扱うものの大きさや重さ、工程の複雑さによってスピードは変わってきますが。そして日々の研究・開発により、スピードはより速く進化し続けています。 人間だと、通常1時間あたり500~600個積み下ろすことができると言われているので、瞬発力で見ても人間を超すスピードを実現することができました。さらにロボットは24時間稼働することができるため、処理能力を上げることができます。 ③「考えて動く」必要のある複雑な工程の自動化 例えば、2019年12月の国際ロボット展でお披露目した「マルチピック」。スピードを上げるために、世界初の2個取りを実現しました。2個とって向きを揃えながら1つずつ置く、という作業は、一見単純に見えてもロボットにとってはとても複雑な作業です。都度最適な動きを計算しながら動いているからこそなせる業です。 ④見分けが難しいダンボールも対応 高度な3Dビジョンで、一般的に見分けるものが難しいと言われているものも高精度で見分けます。また、複数のダンボールがまとめられている場合やダンボールの真ん中にテープが張ってある場合など、見るだけではどこまでを1つとして扱ってよいか判別がつかない場合もあります。そういった場合には、少し持ち上げてみてハンドにかかる力を力覚センサーが感知して、重心がずれている場合には取り直すといった動作も行います。 3Dビジョンやハンド、ロボットアームをすべてまとめて知能化し動きを計算しているからこそ、こういったロボットにとっては難しい工程も自動化できるようになりました。 ⑤掴むことが難しいものは特性ハンドで 大型の紙袋やポリ袋は、ダンボールを掴むための通常のハンドでは扱うことが難しいため、専用の「バッグハンド」を開発しました。 また、コンテナなど上面がない箱は吸着という方法を取ることができないので、淵を掴む独自開発の「コンテナハンド」を使用します。 さまざまな領域で使われるようになりました 「デモレベルではなく、現場で役立つものを」Mujinのデパレタイズロボットは、様々な業界で実際の現場で利用されています。 ①最先端のスーパーマーケット物流センター 某首都圏スーパーマーケットチェーンの物流センターにて、重量物(飲料・油・調味料等)の積み下ろしをロボットで自動化した事例です。重いものの運搬をロボットに任せることで、全体の生産性向上に繋がりました。 「Mujinの技術には、他社にはない可能性の広がりがあると感じた」とご担当者様からコメントをいただきました。インタビューは、こちら からご覧いただけます。 https://youtu.be/_lDRd9vANBQ ②マスターレス&ティーチレスで荷下ろし作業を完全自動化(株式会社坂塲商店様) 一般家庭用品(消耗品・家庭紙・家庭雑貨)や業務用品を取り扱う卸総合商社である株式会社坂塲商店様では、過酷な労働環境の解消という目的で、出荷時に仕分け機に投入するための積み下ろしを自動化されました。 「各社を見て回っても、ダンボールがランダムで積まれている場合は不可能だと言われていた」「Mujinを知り、内容・費用・能力を聞いて、その場でほぼ導入を決めました」ご担当者様のインタビューは こちら。 https://www.youtube.com/watch?v=xkfs4sQEf-M&feature=emb_title 今回は、Mujin主力商品の一つ、デパレタイズロボットについてご紹介させていただきました。日々進化を続けるMujinのロボットにこれからも着目いただけると嬉しいです。

キャリアについて考える。学生向け「Mujinオフィス・ロボット見学会」開催レポート

「Mujinオフィス・ロボット見学会」を開催し、東京大学の学生さんにご参加いただきました。 Mujinのビジネスやカルチャーについて知っていただくのはもちろんのこと、将来のキャリアを考える上で参考にしていただけたらと、メンバー一同コンテンツを準備しました。 将来を担う学生さんたちに想いを伝えたいと、CEO・CTO・現場のメンバーも参加! みなさんにも、今回その一部をご紹介します。特に、各Mujinメンバーからの「キャリアを考える上でのメッセージ」は、これから就職を考える学生のみなさんにぜひお読みいただきたいです! CEO IsseiによるMujin説明 まず初めに、CEOのIsseiからご挨拶。CEO自ら、ビジネスの説明や会社の沿革について、説明させていただきました。 なぜ「ロボットの知能化」というビジネスを立ち上げたのか、それがどう人手不足という社会問題の解決に寄与しているのか。 実際にロボットが動いている様子もたくさんの動画で紹介させていただきました。 https://www.youtube.com/embed/qdtR0UThHHU Mujinのビジネスについて気になる方は、こちらの記事をぜひご覧ください!ロボットの知能化?!Mujinって実際何をやっている会社なの? 誰と働くか、が一番大切だと思います。これによって「普通」と感じるレベルが変わってきます。自分のMujinでの成長率も、過去とは全然違うと感じます。Mujinのメンバーは一人ひとりとても優秀で、僕が教えてもらうために来てもらっています。自分は追いつけないのでは、と感じる場所に飛び込んで必死にやると、そこが自分のスタンダードになってきます。世の中には、2つのグループがあります。誰かがつくったルールの上で生きる人と、ルールをつくる人。ルールをつくりたいのであれば、問題がたくさんあるカオスな環境に飛び込まなければいけません。自分でルールをつくりながら、世界に貢献している人は、他の人と成長率は全く違ってきます。ぜひ、自分だからこそできることをやってください! オフィス・ロボット見学 次に、実際にお客様先で使われているロボットが動く様子や、開発エリアの見学などをしていただきました。 「広いオフィス・ロボットセンターですね。」「こんなにロボットが大きいとは思わなかった。」「ロボットが動いているところを実際に見ると、すごい迫力」「人間よりも速く動けるのはすごい!」など、感想が飛び交いました。 実際に目にするから感じる、Mujinロボットの動きの滑らかさやスピードを感じていただけていたら嬉しいです。 CTO Rosenによるスピーチ Rosenがスピーチを行うのは稀ですが、将来を担う学生へと今回は自ら参加。「愛」をテーマに、語りました。 愛があるからこそ、人は世界を変えてきた。愛があり、情熱があるからこそ、世界は進歩してきた。計算に対する愛があったからこそ、人は計算機、そしてコンピュータを生み出した。移動に対する愛があったからこそ、新幹線、飛行機が生まれた。宇宙に対する愛があったからこそ、新しい技術が生まれ、国際宇宙ステーションが完成した。Mujinには、ロボットに対する愛がある。ロボットが自律的に動き、これまでできなかった複雑な工程の自動化を実現させる。それには、ロボットの「知能」が必要。これは、世間一般に言われている「人工知能(AI)」とは違う。100%の精度ではない人間を目指すのではなく、機械だからこそ達成可能な、間違いを侵さない完璧な「機械知能」。「技術」と呼ぶのであれば、100%信頼できるものであるべき。ここにいるMujinメンバーは、「機械知能に対する愛」、「世の中を変える、技術に対する愛」そしてもちろん「Mujinに対する愛」を持っている。 メンバーとの座談会&メッセージ グループに分かれてメンバーとの座談会。 学生の皆さんも意欲的に質問をしてくださり、大変盛り上がりました。 座談会に参加したメンバーから、学生へのメッセージも伝えさせていただきました。 コンピュータビジョンエンジニア 企業に勤めるのであれば、自分が興味を持っていることに対して、同じく「愛」を持って起業した人の下で働いた方が幸せになれると思います。また起業をする人は、自分がやりたいことに「愛」を持って、そこに共感できるメンバーを集めて、やりたいこと・メンバーに対する「愛」を忘れずに頑張ってほしいと思います。 プロジェクトマネージャー 会社選びをする上で、もちろん年収や企業ランキングなど色々な要素があると思います。それらに惑わされないよう、大切なことはシンプルに2つ。1つは、自分が30年、40年、50年かけて、「何を成し遂げたいか」。2つ目は、それを「誰と」成し遂げたいのか。これらを重要視して、自分の想いに合った企業をぜひ見つけていただきたいと思います。 物流コンサルタント キャリアを考える上でのアドバイスは3つです。1つ目は、成長産業で働くこと。成長産業は、新しい課題がどんどん生まれ、大変ですが成長することができます。2つ目は、すごい人が働いていること。優秀な人が集まる会社では、毎日たくさんの刺激を受けます。3つ目。働いていると、つらいこともあります。しかし、そのときにも続けられるのは、「やっていることに本当に意味があると思える」から。CTOのロセンは、いつも僕たちの仕事は人類の進化のため、と言って本気で取り組んでいて、こんな創業者の下で働けるのは幸せだと思います。 いただいた質問の中から回答 今回、Mujinオフィスツアーにご参加いただいた学生の皆さん、本当にありがとうございました! 参加者のみなさんからは、こんなご感想をいただいています。 「思っていた以上に自動化が進んでいたことに驚きました。Mujinで働いている方のレベルの高さに驚いたが、そうだとしても萎縮しないような人間になりたいと思いました。」 「熱いメッセージを頂いてエネルギーをもらいました。専門外の分野なので、ほとんどが新鮮な体験でした。視野を広げることができて、有意義な時間だったと思います。」 「ロボットの見学会をみてこれからの物流等の産業が変化していくように感じました。非常に面白かったです。」 また、いただいたご質問にもいくつか回答します 《質問①》創業後のまだ社員が数名で事業が軌道に乗る前の頃はどのようにして優秀な人材を集められていましたか。優れた人ほど高額な年俸を提示する大企業などに流れてしまいそうですが、不安定な時期でも人を誘い込めた理由を伺いたいです。 創業直後、優秀な人材を集めるのは、もちろん簡単なことではありませんでした。 Mujinの場合は、「ロボットを知能化して世界を変える」というミッションと創業者2人の情熱、そして集まっているメンバーの優秀さに惹かれて、1人1人集まってきてくれました。 当時の話をこちらでご紹介しています。ぜひご一読ください!Mujin Story #3:世界から集まったドリームチームとMujinプロダクトの誕生 《質問②》滝野さんの創業時には、周りは大企業ばかりで導入コストもかかるから反対されまくったとのことでしたが、信用とアセットの無いベンチャーとして、何から始めたのでしょうか? 基本的に実績がないと信用されません。でもInnovationというのは実績がないものです。 そこは色んなテストをやったり、デモをしたり、リスクをとってあまりあるほどのメリットを説いたり、色々やりますが、情熱と「この人達だったら少々失敗してもやり切ってくれるだろう」という人間性(会社は人間性のあつまり)がみられると思います。(by 滝野) 《質問③》創業してから最初の製品を売り出すまでの期間はどのようにして資金を調達されていましたか。最初から投資家から援助を受けたのか、自分のお金で始めたのか気になります。 最初は創業者2人が自分たちで持ち寄った100万円で事業をスタートさせました。最初の資金調達は、その約1年後です。 ちょうどリーマンショック後で、経済が落ち込んでいるところでした。投資家にとっても、短期で大きなリターンがあるようなアプリケーションやゲームビジネスの方が扱いやすく、地道な準備を重ねる必要のあるMujinのビジネスは魅力に映らず、苦労もありました...。 Mujin Story #2:本格始動までの道のりで当時の話をご紹介しています。 《コメント》もっと社員の話を聞きたい! イベント企画メンバー(recruit.team@mujin.co.jp)へご連絡ください。 また、今回参加をしたKazuto含め、様々なメンバーのインタビューもこちらで公開中です!#Mujinメンバーに話を聞こう 今後ともMUJINではこのような機会を設けていく予定です。正社員やインターン生としてMUJINで働くことに興味がある、という方は、ぜひこちらからご応募お願いいたします! 最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

Mujinと繋がる

939ファンいいね
250フォロワーフォロー
904フォロワーフォロー
1,820購読者購読