Mujinは、子会社である「株式会社Mujin Japan」を新たに設立しました!
Mujin Japanは、建設業許可を有するソフトウェア基盤のエンジニアリング会社として、独自の統合プラットフォームを持つからこその自動化コンサルティング ~ 複雑で高度な自動化設備を構築するインテグレーション ~ リアルタイムデジタルツイン環境が可能にするリモート運用サポートまでをワンストップでご提供します。これにより、変種変量時代を切り拓くお客様のサプライチェーン全体最適化と、現場データの可視化による分析・改善・経営判断が可能になります。
なぜMujin Japanを設立したのか?
近年、製造・物流現場を取り巻く環境は、人手不足、人件費/配送費の高騰、技術漏洩防止 等を背景に自動化ニーズが高止まりしていて、特に人手不足は深刻化する一方です。一方で、消費者の購買動向変化などにより変種変量/多品種生産が進み、これまでの手法では自動化が思うように進んでいないという実態があります。さらに、これまでのような自働化による部分最適化ではなくサプライチェーン全体の最適化を図るには、多岐に渡る領域の理解/ノウハウと課題解決の自働化手法が求められるため、提供できるサプライヤーが非常に限定的だったのです。
そこでMujinは、数多くの現場導入で蓄積されたソフト/ハードウェア両面でのノウハウと、各種自動化機器の統合制御技術を駆使し、次世代工場・倉庫を構築すべく、この度Mujin Japanを設立しました!
Mujin Japanの次世代トータルエンジニアリングサービス
Mujin Japanは、多種多様な知能ロボット・AGV・その他自働化機器、それらを統合管理するWCS(Warehouse Control System/倉庫制御システム)を主体に、自動化統合プラットフォーム「Mujinコントローラプラットフォーム」をご提供します。これにより、工場・倉庫内の全体最適化・現場データの可視化・リモート運用を可能とし、ソフトウェア基盤のインテリジェントオートメーションを実現します。Mujin Japanの次世代トータルエンジニアリングサービスの主軸は以下の4つです。
1. 自動化コンサルティング
大手自動機器/自動車メーカーの設計/生産技術部出身者など、製造・物流現場で経験豊富な専門チームが、現状調査・分析・自動化要件定義支援 等の提案を行い、お客様のサプライチェーン改革の構想・戦略・実行を支援します。
2. 自動化設備設計
ロボットハンドや周辺設備に至るまで、ロボットセルを知り尽くした設計チームが、最適な自動化機器/設備を設計・制作・テストを行い、お客様の現場にあった最適な自動化ソリューションをご提供いたします。
3. インテグレーション
ソフト/ハードウェア両面での豊富な知見を持ち、かつ現場での経験も豊富な専門チームが、知能ロボットやAGV 等の最新自動化機器を駆使し、従来では構築が高難度であった革新的な自働化システムの設置工事に関する企画・設計・施工を担います。
4. データ化による保守
従来のようなロボット、カメラ、センサ、AGVが全て異なるコントローラで制御されているのではなく、Mujinコントローラプラットフォームで全体を制御することで、全ての動作、信号、状態をデジタルツイン上でリアルタイムに把握することができます。そのため、万が一のトラブル発生時も速やかに復旧対応および原因追及することが可能となり、更なる生産性向上に貢献します。
Mujin Japan 取締役CEOのコメント
今回、Mujin Japanの取締役CEOとして就任したのが、Mujinでこれまで営業部長、プロジェクトマネジメント部長、システムエンジニアリング本部長として様々なプロジェクトを手掛け、Mujin中核メンバーとして活躍してきた荒瀬 勇です。Mujin Japanの設立にあたり、荒瀬は次のように語ります。
「ロボットによる自動化は工場・倉庫内での一部分であり、どのように前後工程含め全体を最適化するのかが、次世代工場・倉庫の鍵となります。今回、Mujin Japanを設立することで、業界屈指の技術力を誇るMujinパートナー会社様と共に全体の自働化提案・実現が可能となります。Mujinのソフトウェア技術を基盤に、様々なハードウェアを組み合わせ、部分最適ではなく全体最適を実現することを目指し、日本の産業の生産性向上に貢献してまいります。」
これからもMujinは、日本、中国、アメリカ、ヨーロッパと全社一丸となり、ワンチームとして社会課題の解決に貢献し続けていきます!
荒瀬への2020年当時のインタビュー記事はコチラからご覧いただけます。