物流自動化領域でキャリアを築いてきた方の中には、新たな挑戦を求める方も多いのではないでしょうか。
Mujinの営業チームには、大手マテハン企業、重工メーカー、設備会社、自動車部品メーカー出身者が多く在籍しています。
今回ご紹介するShoさんも、そのうちの1人です。

Shoさんはこれまで、大手重工メーカーのマテハン部門に所属し、国内外の大手企業に向けた物流自動化プロジェクトを主導してきました。ではなぜ、大規模プロジェクトの元請けを手掛ける立場から、ベンチャーであるMujinへの転職を決意したのか。
今回は、その決め手となった要因、Mujinにおける営業の醍醐味、そして今後の展望について掘り下げていきます。
変革の最前線へーMujinへの転職を決意した理由
ShoさんがMujinの存在を知ったのは、Mujinが創業数年目、従業員が数十名だったころです。展示会での共同出展や実案件での知能ロボット採用を通じ、その技術には早くから注目していたと言います。
当時のMujinは、ピース品のピッキングや、ケース品のデパレタイズ/パレタイズなど、知能ロボットによる倉庫/工場内の部分的な自動化を手掛ける企業という印象でした。全体提案を行うプレイヤーではなく特定領域に特化した技術集団だと思っていました。
その数年後、仕事でMujinメンバーと接する機会を通して見えてきたのは、Mujinが単なるロボット制御ソフトウェアメーカーではなく、物流自動化トータルソリューションや物流センター制御統括システムであるWES(Warehouse Execution System)など、全体最適化を手掛ける企業へと進化している姿でした。
私がもっていたイメージは古いところで時が止まっていました。これまでは、自動化の“点”(一部作業)を手掛けていたMujinが、ロボット周辺のAGVやコンベヤなどの制御で点と点を“線”でつなげ、今では“面”としてトータルで顧客に提案できる。従来マテハン業界では、各機器をPLCで個別に制御するのが一般的だったのに対しMujinは、独自ソフトウェアで異なるメーカーのハードウェアを賢く統合的に制御する手法を確立している。その自動化トータルソリューションが、すでに様々な大手企業にも採用されていると、実績も伴っている部分には驚きました。
マテハン出身者なら、より良い自動化ソリューションを提供していくにはソフトウェアが重要であることは痛感している人が多いはずです。まさにMujinはそのソフトウェアを成熟させており、新たな手法で全体提案を手掛ける姿を見てからは、この会社なら産業界のパラダイムを大きく変革する可能性を秘めていると、自動化の可能性を広げる挑戦ができると思ったのです。
また、内部体制としてシステムエンジニアも充実しており、単なる頭脳集団ではなく、現場を知り尽くす実力のあるプロフェッショナルな人材が集まっています。

ソフトウェア基盤の自動化革命ーMujin営業の真価
“Mujinの技術で、世の中にある様々な課題を解決したい” それは創業当初から変わらないMujinの想いです。
その実現に向け、業界を根本から変革すべく開発したのが、Mujinの独自ソフトウェアを搭載した「Mujinコントローラ」です。
従来のPLCに依存した自動化設備では、各データが断片化し、統合的な運用は困難でした。それに対し、各企業は業務系システムを導入することでデータの整理をしようと試みますが、現場と経営をつなげる“本質的なDX”の実現には至っていないのが現状です。

対してMujinコントローラは、各自動化機器を統合制御する新たな自動化プラットフォームです。
Mujinコントローラ1つで統合的に各機器を制御することで、従来バラバラであった製造データが一元管理され、ブラックボックスが存在しないというメリットがあります。

Mujinコントローラはロボット単一の制御という枠を超え、統合制御することにより製造現場のリアルタイムデータを可視化し、そのデータを基に改善や経営層の意思決定ができる、“本質的なDX”を実現しています。
Mujinのソフトウェアで、スループットが数倍かわる。ソフトウェアの進化で、より良い製品、より良い自動化ソリューションを創っていける。そうすることで、産業用ロボットを必要な時にもっと柔軟に活用できる世界の実現に向けて変革を起こしていけます。
その最前線に立ち続けられるのが、Mujin営業の醍醐味であり、私が転職を決めた一番の魅力でした。Mujinなら、新しいことに挑戦しながら、自動化の可能性を広げていけると確信しました。
Mujinが実現しているのは、自動化の入り口にあたる部分はコンサルティングチームが物流改革サポートとして入らせていただき、出口はMujinのソフトウェアで全体制御するからこそ可能なデジタルツインの世界です。すべての現場データを可視化することで、そのデータをもとにさらなる改善活動にもつなげていける世界は、もうすでに始まっています。

新たな挑戦をする一方で、Mujinにとって物流のプロであるマテハン企業様やSIer様は大切なパートナーであり、お客様でもあります。だからこそ、自分がこれまでマテハン業界で培ってきた経験を、Mujinの若手メンバーに伝承していく過程で、営業組織を自ら創り上げていくという経験もできています。営業活動に没頭しつつ、組織を自ら育てていける部分は自身の経験にもつながっています。
物流・製造現場に新たなスタンダードを創る未来
「Industrial Robots for Everyone – すべての人に産業用ロボットを」は、Mujinが掲げているスローガンです。
その世界観は、Mujinの技術でロボットをより賢く、どんな環境でも使えるようソフトウェアを進化させていくことで、ロボットを必要とする人が必要な時により直感的かつ簡単に使える世の中を目指しています。そのカギを握るのが、私たちの「Mujinコントローラ」です。
お客様が必要としているのは、様々なハードウェアを“いいとこ取り”して、自社の物流特性に最適化された自動化ソリューションです。それには、各ハードウェアをまとめ上げるソフトウェアが重要です。
Mujinの営業は、お客様の課題を深く理解し、戦略的な提案を行う役割を担う。そのため、自社製品を販売し続ける営業スタイルとは異なり、ハードウェアの制限なく自分たちで物流・製造現場の“新たなスタンダード”を創っていく立場です。
また、営業活動範囲は見積もり提案、受注に留まりません。お客様の生のニーズを社内にフィードバックし、改善や新たなソリューション開発につなげるサイクルに最先端で携わることができ、ビジネスを拡大する上で重要な役割を担っています。
システムエンジニアやプロマネと日々連携しながら改善を続けることで、将来的にはロボットもAGVも、お客様がお試しで触れるぐらい簡単に使える、まさにプロダクト化していける。プロダクト事業という未来が私には見えています。そのために今後も議論を重ねて、戦略を立てていきます。
世界で約1000兆円もあると言われているオートメーション市場。国内だけに目を向けたとしても、その需要は非常に大きいです。
Mujinには、その市場で挑戦し続けていくことで、我々が掲げるビジョンを実現できるという未来が見えています。
営業も、その最先端でお客様と共に自動化の可能性を広げていく、さらにその先にまっている未来がはっきり見えています。
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ビジネスの拡大に伴い、現在営業チームにて共にMujinのビジョンを実現していく仲間を全国で募集しています!
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