Mujinは、4 月12日~14日にポートメッセなごやで開催された、製造業における中部最大級の展示会「第8回 名古屋ものづくりワールド」にて、初めてQRグリッド式AGV(無人搬送車)にフォーカスした内容で出展いたしました。
Mujinのブースは入り口とメイン通路に面しており、会場ではAGVを展示する唯一の企業として注目を集め、嬉しいことに連日大反響でした。改めまして、この場を借りてMujinブースへ足を運んでくださった皆様に御礼を申し上げます。
今回の展示会は、 Mujinの若手メンバーが声をあげ、自ら率先して企画から運営まですべてを担った展示会でした。
会場で展示したQRグリッド式AGVは、工場や倉庫で製品・部品の搬送を担う、次世代搬送ロボットです。
搬送工程の多くは、人手を中心に補われているため、大きな工場だと作業者の方々が1日に2~3万歩も歩く事もあり、身体的な負担が多い作業です。中には重たいケースの積み付け&積み下ろし作業などもあり、重労働のため人手が集まりにくい工程です。
そのため、人手不足に危機感を持たれている企業様が増え、搬送作業の自動化が進み始めた背景があります。さらに、人手がより貴重になる世の中で、人はより付加価値の高い作業を担ってほしいという企業様側の考えも相まって、昨今QRグリッド式AGVを活用した搬送工程の自動化が注目されています。
意志があれば、だれでもチャレンジできるMujinの環境
今回の展示会は、「名古屋ものづくりワールド」へAGVを出展したいという熱い想いを持ったメンバーRyoさんが、自ら積極的に声を上げたのが始まりでした。
Ryoさんは、Mujinに入社1年未満ですが、大手製造業での現場経験がある営業メンバーです。日本の製造業の中心地、愛知県で開催予定であった本展示会へ、日ごろの営業活動を通じて感じるお客様が持たれている課題 “人手不足”への解決策として、AGV実機をお客様にご提案したい想いで出展提案の声をあげました。今回は、企画から会期後にいたるまでの想いを、Ryoさんに話を聞きました!
ーー 今回の展示会の中心メンバーとして運営されて、いかがでしたか?
提案し社内承認を得るまでの会社のアクションが非常に速く、自分の思い描いていた内容を実現でき、手ごたえとやりがいを感じました。
Mujinは、製造現場で使い勝手の良い“QRグリッド式”AGVを採用 しており、他のAGVとの違いはどうやったらわかりやすくなるか、お客様がご覧になられたいAGVの動きに合わせてレイアウトはこうしよう、お客様に導入イメージをお持ちいただけるような工夫を施そうなど、お客様目線で考えた内容にしました。そのため、会期中には多くの方々が私の話を真剣に聞いてくださり、とてもポジティブなコメントを多数いただけました!
また、展示会を企画するだけに終わらず、運営も任せてもらえたため、施策立て、会期直前の会場での実機立ち上げ・準備、会期中の細かな運営、会期後の片付け、お客様からのフィードバック集計など、文字通り最初から最後まで通して実行できたこと、様々な場面において自分で意思決定できたことが、非常にいい経験になりました。
ーー 最初から最後までお疲れ様でした!展示会の責任者として感じたことは何かありますか?
もちろん自ら発案したからには、責任感を持ってやり遂げたく、初めてAGVにフォーカスした展示会を成功させるというプレッシャーを感じていました。しかし、Mujin歴がまだ浅い私を、周りの先輩メンバーや上長がサポートしてくださりつつ、私に任せてもらえる環境は、なかなか他の会社にはない環境だと思います。
ーー QRグリッド式AGVを販売する上で、難しく感じる部分や、やりがいはどういった部分でしょうか?
QRグリッド式AGVは、ここ数年で知名度が上がり始めた次世代搬送ロボットなので、まだ世の中に浸透していないものを販売する難しさがあります。そのため、こういう風に提案してみようと、日々試行錯誤し、自分なりのサイクルを試しながら挑戦しています。提案方法に答えが確立されていないからこそ、挑戦できることが営業としての楽しみでもあるのです。それが最近は実績として実を結ぶようになってきたので、非常にやりがいを感じます。
ーー 展示会でのお客様の反応はいかがでしたか?
Mujinが扱うQRグリッド式AGVの実機を見るためにわざわざ会場に足を運んで頂いたお客様も多く、「この数年間、新型コロナウィルスで展示会会場へ行けなかったが、ようやく会場に足を運べるようになり、実機を自分の目でちゃんと見られて嬉しい」という方や、「AGVの実機を見たとこで実際の運用イメージが明確になった!」というお声も多数いただきました。お客様の自動化を実現する後押しができたのではないかと感じました。お客様が自動化検討段階から構想を描かれることは、自動化成功への鍵にもなります。
本当に、搬送工程の自動化に興味をお持ちの方が多く、その熱量を肌で感じることができました。
ーー Mujinでの日常の中で、どういったところがRyoさんにとって魅力的な環境ですか?
Mujinのようにスタートアップだからこそ、部署内はもちろん、他部署やCEO・CTOとの距離も近く、役職に関わらずコミュニケーションがとりやすい環境があるので、何か新しいことを発案し、やろう!となるまでも非常に早く、社歴や年齢等に関わらず、誰でも挑戦できる文化が根付いています。また、やるからにはお客様に常にベストなものをご提供するために、最後まであきらめない精神と共に、みんなでサポートし合いながらゴールに向かって走ります。今回の展示会出展もそうですが、大手企業在籍時には経験したことのないスピード感で、何か新しいことに挑戦できる環境が非常に魅力的です。
今回の「名古屋ものづくりワールド」を通して、AGVを用いてお客様の課題解決をしたいという想いはさらに熱くなったとRyoさんは語ります。
自動化を検討されているお客様に共通するのが、人手不足です。
人手が集まらなく、採用できたとしても重労働ですぐに離職してしまうなど、お客様は人員確保に課題を持たれています。その課題に対し、MujinはQRグリッド式AGVや知能ロボットを活用した自動化ソリューションをご提供し、課題解決に貢献できることに社会的意義を感じます。それこそMujinの一員として働く醍醐味なのです。これからもより多くの課題解決に貢献したい想いが、一層強まりました。
今後もMujinのビジョンである「過酷な労働から人々を解放し、人類が創造性、技術革新、そして世界をより良くする活動に集中できる世界を実現する。」に向かって、メンバー一同精進してまいりますので、今後のMujinの活躍にご期待ください!