今年の秋は、Mujinにとって様々な素敵な出会いがあった季節となりました。今日はその出会いをご紹介したいと思います!
ロボット工学に関わる国際会議の中でも最大級かつ大きな影響力を持ち、世界各国のロボット工学研究者や学生の方々が一堂に介す2022 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems(IROS 2022)が、今年は京都で開催されました。
IROS 2022でMujinは、知能ロボットの脳みそにあたるMujinコントローラと、バラ積みピッキングロボットPickWorkerと共にブースを構え、5日間に渡り世界中の研究者や学生の方々と、最新の技術について語り合い、とても有意義な時間を過ごすことができました。
我々の知能ロボットを間近でご覧になられた多くの方々が、知能ロボットの1つ1つの部品が置かれている状態に合わせた無駄の無い最適な動作とスピードに感心してくださりました。
この場を借りて、Mujinのブースへお立ち寄りいただいた皆様に改めて感謝申し上げます。
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また、会期中に行われたプログラムやワークショップにて、Mujinのソフトウェアエンジニア数名が基調講演やプレゼンテーションを行いました。中にはMujinの講演を聞いてくださった研究者の方が、熱心にMujinコントローラの技術面について質問しに来てくださいました。
国際会議を通して繋がる沢山の出会い
また、IROS 2022では研究者が発表した数々の優れた論文に対する授賞式も行われ、Mujinはいくつかの賞へスポンサーとして舞台へ登壇し、表彰を行わせていただくという素晴らしい機会にも恵まれました。
Mujinがスポンサーをした賞のうちの1つ、「Best Paper Award for Industrial Robotics Research with Real-World Application」という賞では、ソフトウェアエンジニアのFelixが共同審査委員長も務めました。
実は、Felix自身もIROSで論文を発表し、その論文が後日、日刊工業新聞様にて大きく掲載されました!
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今回IROSが京都で開催されたこともあり、これはMujinの技術革新を実際にご覧頂く良い機会だと考え、論文受賞者や受賞候補者を東京にある本社へご招待しました。 マサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学、チューリッヒ工科大学など世界トップクラスの大学で学ぶ学生や研究者の方々が、ここ東京まで足を運んでくださり、今回特別に見学会を開催しました。
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Mujinがスポンサーをした「Best Paper Award for Industrial Robotics Research with Practical Applications」賞の受賞者であったVincent Groenhuis博士も、オフィスにいらしてくださったうちの1人でした。
Groenhuis博士は、オランダにあるトゥウェンテ大学のロボット工学・機械電子工学の研究者で、Mujinを訪れるのをとても楽しみにしてくださっていました! 広大なオフィスの半分以上のスペースを占めるロボットテストエリアや、実際のデモ機などをご紹介して回ったのですが、Mujinのコア技術でもある機械知能「MujinMI」が可能にするロボットのスピードや迫力に非常に驚いていらっしゃったのが印象的です。
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ランチ中は、Groenhuis博士自身が発明した、特別なモーターの模型を実際に動かしながら見せてくださり、Mujinメンバー達も興味深々でした!このような貴重な機会は、Mujinメンバーにとっても刺激になり、意見交換を直接しあえる時間です。
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ランチ中のメンバーとの交流を楽しんだ後は、CTOのRosenも加わりました。
Rosen自身の経験を元にGroenhuis博士と発明や会社設立について語り合い、資金調達や商品を開発するプロセスについてGroenhuis博士へアドバイスをしました。 Groenhuis博士のこれからの明るい未来に、Rosenのアドバイスが役に立つよう願っています!
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IROS 2022を通じて、こうしてたくさんの出会いに恵まれ、Mujin本社へお越しくださった皆様に改めて感謝申し上げます。
これからもMujinは、日本のみならず世界中のロボット工学を研究されている皆様を応援していきます!