ヒカワ精工株式会社様と多品種バラ積みピッキングを自動化

ヒカワ精工株式会社様が、Mujinの3Dピッキングロボット「PickWorker」を用いて、バラ積み部品のピッキング、及び、供給治具への配置工程を自動化されました。

ヒカワ精工様は、「ミシン・エンジン部品の量産加工」と「自動機・省人化装置の設計・製作」を行われている企業です。高度な生産ラインの自動化技術のもと、高品質なものづくりを実現されています。

高難易度のバラ積みピッキング自動化に、完全ティーチレスでのロボット稼働を模索

ヒカワ精工様は、これまで積極的に自動化を進められてきましたが、少子高齢化が進む状況の中、更なる省人化が必要だと考えられていました。そこで、これまで人手で行われていた、バラ積みされた金属部品をピッキングして供給治具へ配置する作業の自動化を検討されていました。

しかし、この部品は「小型」「複雑形状」という特徴からバラ積みピッキングの難易度は高く、これまで多くの画像処理とロボットによる自動化を手掛けられてきたご経験から、ティーチングベースのロボットで担うのは難しいと判断され、他の方法を模索されていました。そこで、Mujinの提供する「完全ティーチレス」でロボットを動かし、複雑なバラ積みピッキングを自動化するPickWorkerをご採用いただきました。

本工程では、形状も異なる多品種の金属部品が扱われています。そのため、電動グリッパー式とエアー吸着式の2種類のピッキング方法を可能とする「ダブルハンド」を採用いただきました。通常ダブルハンドは干渉を避けるために高度な制御を必要とし、導入のハードルが非常に高いものです。しかしPickWorkerでは、Mujinコントローラにより導入時の制御を自動化し、ティーチレスでロボットを稼働させているため、難易度の高いダブルハンドも利用可能となっています。

稼働後に現場で発生する品種追加や設定の最適化作業は、ヒカワ精工様にご対応いただいています。Mujinはリモートサポート体制をとっており、必要に応じて遠隔からサポートを行っています。

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