株式会社Mujinは、ニチレイロジグループ様の拠点である株式会社ロジスティクス・ネットワーク様の新潟江南物流センターにて、オークラ輸送機株式会社様とともに、省スペース化を実現したマスターレス混載デパレタイズロボットを稼働させました。
ニチレイロジグループ様は、広く食品物流ネットワークを展開され、効率化を実現する先端技術の導入などの業務革新を積極的に推進しています。
その仕分け工程において、パレットに積載された飲料や食品などのケース品をコンベヤへ投入するデパレタイズ(荷下ろし)作業の自動化を、今回Mujinロボットで実現いたしました。
10kg以上のケース品も扱う本高負荷作業の自動化は、現場の負荷軽減に繋がります。
レイアウトの工夫により省スペース化を実現
本プロジェクトは、既存の物流センターへのロボット導入であったため、限られたスペースでの稼働が求められていました。
今回機器の設置スペースを最小限に抑えるため、オークラ輸送機株式会社様とパレットコンベヤの敷設方法を検討し、ロボット直下から空パレットを排出するレイアウトを構築し、省スペース化を実現いたしました。
省スペースを実現したロボット知能化技術
本レイアウトでは、パレットがロボット架台下を通過するため、架台が通常に比べ大きいのが特徴です。そのためロボットは、架台への干渉回避を考慮しながら動く必要があります。
ロボット知能化技術により、Mujiinロボットは状況に応じて柔軟に動くことが可能です。そのため、可動領域が制限されている今回のような場合においても、特殊な開発や設定を必要とせず、ロボットは最適な軌道・速さを都度自動で調節しながら、動きます。