MUJINは創業8年目、100名ほどのベンチャーですが、ロボットを知能化し、製造業・物流業の自動化を実現しています。
どういうこと?と気になった方は、ぜひ、前回の記事をご一読ください!
MUJINの製品である、MUJINコントローラを各メーカーのロボットに繋げると、その場でモノの位置や姿勢を認識し、都度最適な動きを自動生成してロボットが動くようになります。
今回は、なぜMUJINがこの製品を実現でき、ここまでこれたのか、その秘密を解説していきたいと思います。
1.MUJINの創業者とメンバー
まず、MUJINの製品が実現したのは、共同創業者であるCTOのRosenとCEOのIsseiがいたから、というのがもちろん1つ目の理由です。
創業者の1人であるRosenは、ブルガリア生まれのアメリカ人。高校生のときにコンピュータサイエンスと人工知能を学び、UCバークレーを主席で卒業。カーネギーメロン大学で博士号をとり、東京大学でポスドクを経験しています。「モーションプランニングAI」という技術の権威者と言われているロセンの技術力が、MUJIN製品の根幹となっています。
もう一つの要素としては、CEOのIsseiが現場の事情の精通していたということです。もともと製造業企業(イスラエルの切削工具メーカー・イスカル社)のトップ技術営業だったIsseiは、現場にもよく足を運び、現場のニーズや実情を肌で感じていました。
最高の技術力があったとしても、それが現場の問題を解決するために使われなければ、お客様のためにはなりません。
2人の知識と技術が合わさったことで、それまで実用化は不可能と言われていた「ロボットの知能化」が形になっていきました。
さらに、創業者だけではありません。MUJINには、高い技術力や理念に惹かれ、世界15カ国以上から集まった優秀なエンジニア・営業・コーポレートメンバーが集まっています!まだ100名に満たない会社の分、一人ひとりの力が重宝されています。
2.現場に寄り添う姿勢
MUJINがここまで成長できたのは、単に創業者や社員の技術力・知識だけではありません。大きな要素として「現場に寄り添う姿勢」が挙げられます。
ロボットの世界では、ハードウェアが絡むので、論理上と実際の現場では、大きな差があります。計算上・デモで実現できたとしても、お客様の現場ではうまくいかないということが日常茶飯事です。
とにかく現場主義。世界トップの人材が揃うMUJINですが、この地道な姿勢は共通して皆が持っています。まずは現場を見て実際の状況を把握して、実情を把握する。実際に導入する際も稼働後もエンジニアたちが何度も足を運びます。CTOのRosenでさえ、お客様先常駐はしょっちゅう。だからこそ、実情に即したソリューションが提供できているのです。
3.恵まれたパートナー
素敵なパートナー企業様に恵まれている、というのもMUJINの大きな強みです。例えば、大手アスクル様。当時小さなスタートアップであった、創業期のMUJINを信じ、あたたかい心で支え、伴走してくださいました!
▼詳しいストーリーは以下をどうぞ
MUJIN Story #4:製造から物流に踏み出したきっかけ
MUJIN Story #4:製造から物流に踏み出したきっかけ
このような企業様とパートナーを組むことができなかったとしたら、今のMUJINはありません。自分たちの技術と問題の解決方法を信じ、突き進んできたからこそ、同じ志を持ったパートナー企業様に出会えたのだと思います。感謝の気持ちを忘れず、これからも進んでいきたいと思っています。
物流や製造現場の自動化。それを今まで実現できてきたのは、これらの要素がすべてMUJINに集まったからこそ。国籍も年齢もバックグラウンドも、さまざまな人が集まって成り立っているMUJIN。これからも労働力不足という社会問題を解決すべく、日々挑戦し続けます!